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税金とインフレは「金融市場の海賊」

「税金とインフレが、恐るべき『金融市場の海賊』と呼ばれるのも、無理はない」

 

チャールズ・エリス著『敗者のゲーム』を読んで印象に残ったフレーズです。

つまり税金とインフレが投資家の利益を蝕むということです。

 

税金は、株を売ったり、配当金を受け取ったりするときにいつも取られているので、実感しやすいと思います。

私も以前、投資信託日本株を売却したときに、嫌というほど税金を取られました。

 

一方、インフレは普段目に見えないので、あまり実感することはないかもしれません。

経済が成長するとそれに伴って物価も上昇、つまりインフレが起こるので、貨幣価値が実質的に下がります。

このため、インフレは「見えない税金」や「インフレ税」と呼ばれたりもするそうです。

チャールズ・エリス氏は、「インフレの力こそが本当に恐ろしい」と主張しています。

 

下の図は、ジェレミー・シーゲル著『株式投資 第4版』に記載されている、1802年から2006年の株式、債券、金、預金のインフレを考慮した実質トータルリターンを示したグラフです。

 

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この200年程の間、経済が成長しインフレが進んだ結果、1802年の1ドルは、現金のまま持ってると、2006年にはわずか6セントの価値しかありません。

これに対して、株式は安定してリターンを生み出しています。

 

また厚生労働省によると、1980年の大卒初任給は10万円程度だったそうです。現在だと20万円くらいでしょうか。

これもただ単に給料が増えたわけでなく、インフレが進んだので、それに伴って給料が上がっただけです。

今1000万円持ってる人も、現金のまま保有していたら、30年後には実質的には500万円の価値しかないかもしれません。

だからと言って、いきなり株を買うのも気が引けるという人もいると思います。そういう人もせめて定期預金や国債を利用するのがいいのかもしれません。

 

それにしてもインフレこわ・・・