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分散投資か集中投資か

分散投資と集中投資のどちらが優れているのかは難しい問題です。議論はこれまで散々なされているとは思いますが、結局は一長一短な気もします。

というか、そもそもポートフォリオに何銘柄あれば分散もしくは集中になるのかも、人によって意見はばらばらです。

私もこの辺りは結構悩んでいるので、今後の方針を探る上でも、少しまとめておこうと思います。

 

1. 初心者は分散投資がいい?

投資初心者には分散投資がおすすめというのはよく聞きます。

よく調べもせずに、特定の銘柄に資金を集中投資するのは、その銘柄固有のリスクを知らず知らずのうちに引き受けることになり、大変危険です。

個別銘柄のリスクが判断できないなら、複数の銘柄に分散して投資することで、銘柄固有のリスクを相対的に下げることができます。

 

どれくらいの銘柄に分散すればよいかについては後ほど述べますが、基本的に銘柄数は多いほど、銘柄固有のリスクを下げられます。

そして、この銘柄固有のリスクを極限まで減らしたものが、市場平均に連動する投資信託ETFといったものです。

したがって、投資初心者でも、このような投信やETFを買うことで、銘柄一つ一つの良し悪しがわからなくても、市場平均と同じようなパフォーマンスを得ることができます。

 

もし私が、投資経験ゼロの人に何を買えばいいか聞かれたら、とりえずS&P 500に連動するETFを進めると思います。

特に、カブドットコム証券のフリーETFを使って1557に積み立てるというのは、いい方法だと思います。

 

初心者に分散投資を勧める一番の理由は、とにかく銘柄固有のリスクを下げることにあると思います。

 

2. 分散投資で大きく成功した人はいない

銘柄数を増やせば、リスクはある程度減らせるかもしれませんが、大きなリターンを得るのは難しくなります。

大きく値上がりした株を持っていても、その株がポートフォリオのほんの一部しか占めていないのなら、当然リターンは限られます。

また、下手に銘柄数を増やすと、結局は市場平均と似たようなパフォーマンスになってしまいます。

それなら最初から投信かETFだけ買っておけば、手間もコストも掛からなかったということもあるかもしれません。

 

投資で富を築き上げてきた有名人たちは、総じて集中投資をしています。そりゃあ広く分散投資していたら、市場平均並みのリターンしか得られませんから…

 

集中投資で富を築き上げた、ウォーレン・バフェットは以下のように述べています。

分散投資は無知に対するヘッジだ。自分で何をやっているかわかっているものにとって、分散投資はほとんど意味がない。

 

確かに、自分が大丈夫だと確信を持った企業に投資しているなら、それ以上の分散は必要ないのかもしれません。

簡単に分散投資できる投信やETFの信託報酬は、無知というリスクをヘッジするためのコストとも解釈できますね。

 

またフィリップ・フィッシャーはこう述べています。

分散投資にこだわるあまり、よく知りもしない会社に投資する方がはるかに危険。

 

よく調べもせずに多数の銘柄に投資した場合、中には業績不振で低迷する会社も出てくるでしょう。そうなると全体のリターンを下げる要因になってきます。

 

また、指数に連動する投信やETFを買った場合、自分が意図しない銘柄にも投資することになります。

例えば、TOPIX連動ETFの場合には、東芝のような会社にも投資していることになります。影響は限られますが、明らかに全体のリターンを下げています。

バリュー株好きな投資家が、S&P 500連動ETFを買った場合には、典型的な高PERグロース株のアマゾンやフェイスブックにも投資していることになります。

 

もちろん、少ない銘柄数に集中投資した場合、1つの銘柄でも大幅下落したら損失は大きいです。その点、分散投資は損失を出しても市場平均並みで済みます。

リスクを取らないと大きく儲けられない、当たり前の結論ですね…

 

3. ポートフォリオの最適な銘柄数

どれくらいの銘柄数が最適なのかは、色々な意見がありますね。

 

ちなみに私が聞いた意見としては…

  • 5~10銘柄(成長株狙いのアクティブ運用派に多い気がします。これ以上増えると一人で回せないとか)
  • 8~16銘柄(配当狙いのバリュー株投資ブログで散見)
  • 10~16銘柄(広瀬 隆雄氏)
  • 10~30銘柄(ベンジャミン・グレアム氏)

 

幅広いですね…

ただ30銘柄も入れたらほぼ市場平均と同じ動きになるのではと思います。

実際、500銘柄のS&P 500と30銘柄のダウ平均ってほぼ同じ動きですし。

 

また、一般的に20銘柄を超えて分散しても、ほとんど効果がないというのはよく聞きますね。

以下のようなイメージですね。

 

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ETFに投資する意義 - ETF活用をした分散投資・ポートフォリオ投資術 - 東証ETF活用プロジェクト 東証ETF - K-ZONE money(ケイゾンマネー)

 

20銘柄を超えてくると、銘柄固有のリスクはほとんどなくなってきて、市場リスクだけが残ってきます。そこからさらに銘柄数を増やしても、リスクはほとんど減らないのに、上で述べたようにリターンも減らす可能性があります。

 

そう思うと、広瀬氏の10~16銘柄というのは、銘柄固有リスクを減らしつつ、リターンも確保できるということで、ちょうどいいのかもしれません。

 

4. 今後どうするか?

私は現在、個別銘柄とETFを兼用しています。

良く言えばいいとこどり、悪く言えば中途半端ですね。

長期的に高配当を続けられる会社に投資したほうが、高いリターンを得られるとシーゲル教授も示してくれたわけだし、生活必需品株メインの十数銘柄くらいでポートフォリオを固めるか…

悩ましい問題だ…

 

 

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