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宝くじは「愚か者に課せられた税金」

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宝くじを通じて「税金」を納めているのは、確率を正しく計算できないひとだけだ。そのため経済学では、宝くじは「愚か者に課せられた税金」と呼ばれている。

 

臆病者のための億万長者入門』より 

 

 

一攫千金を狙って宝くじを買った人はたくさんいると思います。

宝くじの魅力は「労せずして」大金を手に入れられることでしょう。

 

実際、宝くじの当せん者は毎回ほぼ”確実”に出ています。

しかし、その当せん確率はジャンボ宝くじの一等で1000万分の1です。

 

年間の日本の交通事故死者数が4000人程度なので、人口当たりに換算すると、1年間で交通事故で死ぬ確率は約3万分の1です。

交通事故で死ぬなんて、ほとんどの人は他人事と思っています。

まさか自分に起こるわけはないと。

それと比較しても宝くじの当せん確率は圧倒的に低いのです。

 

この時点で宝くじを買う気が完全に失せてしまうのですが、さらに宝くじというものは、世の中にあるたくさんのギャンブルの中でも、最も参加者側が不利なギャンブルです。

 

一般的にギャンブルに参加するときは、主催者側(胴元)に手数料を支払うことになります。

賭け金に対するこの手数料の割合を「控除率」と呼びます。

控除率が高いほど、そのギャンブルは参加者側に不利になります。

 

以下に代表的なギャンブルの控除率を紹介します。

 

各種ギャンブルの控除率Wikipediaより)

  • 宝くじ:55%
  • 競馬、競輪等の公営競技:20~30%
  • パチンコ:10~15%
  • カジノ:1~5% 

 

数あるギャンブルの中でも、宝くじの控除率が際立って高いです。

宝くじが最も不利な理由は当せん確率の低さではなく、控除率の高さにあります。

つまり期待値がダントツで低いのです。

 

宝くじを買ったら、その瞬間に購入代金の半分以上を手数料として取られてしまいます。

そして最初から半分以上も減ってしまった賭け金を参加者たちで奪い合うのです。

 

宝くじに比べたら、カジノなんて結構良心的なギャンブルに思えてきます。

また、株やFXもある種ギャンブルと見なせば、控除率はカジノよりさらに低いです。(1%は余裕で下回っていると思う)

特にFXの控除率はかなり低いので、ギャンブラーはわざわざ外出して競馬、パチンコ、カジノ等に出向かなくても、自宅のパソコンでFXをやってるのが最も効率がいいです。

 

ただ、控除率が0を超えている時点で参加者側が不利なのは変わりありません。

ギャンブルが長期戦になるほど勝つのが難しくなるのはこのためです。

 

 

ちなみになぜ宝くじというギャンブルが存在するのかというと、国がお金を集めるためです。

そら購入代金の半分以上も取れるなんてぼろ儲けですからね。

 

ピーター・リンチの株の教科書』にもこうあります。

政府があるプロジェクトについて資金を必要とするときに、資金に調達には四つの方法があります。税金、銀行借り入れ、宝くじの販売、債券の発行です。

 

 

宝くじを買う人は、知ってか知らずか国の資金調達に協力しているのです。

宝くじは税金ではありませんが、宝くじを買えば税金を納めたのとほぼ同じです。

それ故、宝くじは「愚か者に課せられた税金」と呼ばれるのです。