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株の配当金でセミリタイア生活がしたいのです…

人が憧れないことをしよう

 

jyuku-netbujiness.jp

 

本屋に行けば十中八九大量の自己啓発本にあふれているコーナーがあります。

自己啓発本を読んでも実行しないと意味がないと言われますが、確かにこれは正しいです。

しかし、本の内容を忠実に実行しても成功できる可能性はかなり低いです。

 

自己啓発」というものは、コミュニケーション能力や論理的思考といった類の仕事に役立つ「スキル」を身に着け、人的資本を高めることで収入アップを図る戦略です。

こういった戦略は、多くの人が良いと考えており、みんなが同じような努力をします。

 

たくさんの人が同じことをすると当然競争が激しくなり、その結果ごく少数の勝者と大多数の敗者に分かれてしまいます。

よほどの高い能力を持っていない限り、ほとんどの人は多数の敗者の中に埋もれてしまうのがオチです。

 

したがって、みんなが憧れているようなキラキラした分野で勝ち抜こうとするのは、多くの人にとっては悪手であり、むしろ誰も憧れていないような分野を探したほうが他人よりも有利な立場に立てるのです。

 

 

極端な例を挙げますと、「生活保護」を受けるというのは誰も良いこととは思っていないでしょうし、憧れてもいないと思います。

これは生活保護の捕捉率(基準を満たしている人の内、生活保護を利用している人の割合)が20%未満ということからもなんとなく分かります。

 

私は生活保護を申請したことがないので想像で書いていますが、所得と貯蓄が基準を満たしただけで不労所得が得られるのなら、うまく利用すれば低賃金で苦労している多くの人よりも楽な生活ができるのではないかと思います。

 

もし、みんなが生活保護を受けようと努力しだしたら、途端に競争が激しくなり、ほとんどの人は受給できなくなるでしょう。

実際、日本の財政的にも、これ以上生活保護受給者を増やすのは辛いと思いますので、国や現受給者、これから申請する人にとっても、生活保護は「利用したくない制度」であり続けるほうが良さそうです。

 

 

別の例を挙げますと、「風俗業」というのは一昔前は儲かる業種だったようです。(現在は風俗業界にもデフレの波が押し寄せているようで、今から参入して儲かるかは知りませんが)

 

風俗業が儲かるなら、経営学を学んでMBAを取得した人は風俗業を開業するのが効率がいいはずです。

しかし、そんなことをする人はほとんどいないと思います。

なぜなら風俗業を始めることに憧れている人はほとんどいないからです。

もちろん憧れている人が少ないから、風俗業が儲かるわけなのですが。

 

世間一般ではMBAを取得して風俗業なんてバカだと思われるだけです。

ほとんどの人はみんなが憧れるIT業界のような血で血を洗うレッドオーシャンに飛び込み、そして敗北してしまうのです。

 

 

もしあなたがよほど高い能力を持っていないのなら、自己啓発に時間を費やすのはやめて、あまり人がやりたがらないニッチな分野を探すほうが、成功の確率は高いでしょう。