The Full Investment

株の配当金でセミリタイア生活がしたいのです…

利益確定は好きだけど損切りは嫌い

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人は得することよりも損することに敏感です。

そのため、常に損失を回避しようとするバイアスがかかっており、合理的な判断ができなくなるときがあります。

人のこの性質は遺伝子によってプログラムされているのでどうにもなりません。

 

人の遺伝子は石器時代から大して変わっていないと言われています。

石器時代は食料を確保できるかどうかが生死を分けました。

おそらく当時は、食料はそんなに簡単に入手できるものではなかったはずなので、食料を奪われることは死につながります。

そのため、食料を奪われることを嫌がる(損に敏感な)人が生き残り、気にしない(損に鈍感な)人は飢え死にして淘汰されました。

現代の人が損失を回避したがるようになっているのは石器時代の名残なのです。

 

この辺のことは「行動経済学」とかで述べられているのですが、これを株の取引きに当てはめると、人は以下の行動をしがちです。

 

  • すぐに利益確定してしまう
  • 損切りはなかなかしない

 

すぐに利益確定してしまうのは、さらに値上がりして得するよりも、値下がりして損するほうが嫌だと感じるからです。

損切りをなかなかしないのは、損切りすると損が確定してしまうからです。

損を確定したくないというバイアスがはたらくので、株を塩漬けにして株価の回復に期待してしまうのです。

もし人が完全に合理的なら、利益確定も損切りも同じように実行するでしょう。

 

上記のような取引の仕方が良いのか悪いのかは分かりませんが、ただこれだといわゆる「コツコツドカン」の負け方をする可能性があります。

利益確定はコツコツするので大した儲けにはならず、対して調子の悪い株は売らないので、損失が大きく膨らむというパターンです。

 

こういうやり方よりも、業績が良く株価も好調な銘柄は極力売らず、その代わり業績も株価も悪い銘柄はさっさと見切りをつけて売るというスタイルのほうがいいのかもしれません。

というか、これっていろんな投資本で言われているような気がしますね。

 

投資本でよく言われていることができない人が多いのは、それが本能的に不快だからなんでしょうね。

人の本能を知り、どういうバイアスがかかっているかを意識しないと、人はなかなか合理的に行動するのが難しいのかもしれません。

 

「直感を信じる」なんて言いますが、ほとんどの人にとって「直感」は石器時代向けに最適化されたものなので、現代社会には合わないこともあるのです。