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サラリーマンに成果主義は合わない

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サラリーマンによくある不満として、「給料が安い」というのがあります。

「頑張って働いているのになんでこんなに薄給なんだ」、「あいつより成果を出しているのになんで同じ給料なんだ」といったようなものです。

 

これでは社員のモチベーションが下がるということで導入されたのが、社員個人の業績を反映して給与を決定する「成果主義」です。

 

成果主義以前に日本企業の給料が安いじゃないかという話は置いておくとして、私はサラリーマンに成果主義を適用するのには否定的です。

 

 

1つ目理由としては、社員個人の能力や、売上高への貢献度を客観的に評価するのが難しいからです。

これをしようとすると絶対に評価者の主観が入ってくるので、うまくいかないのは目に見えています。

実際に、富士通などうまくいかなかった例はいくつもあります。


例外的に成果主義が合うのは、法律事務所に所属する弁護士や金融トレーダーなど、個人プレーの職業でしょう。

これらは会社の看板を借りた自営業のようなものですから。

 

また、会社にとっては社員個人のパフォーマンスよりも、全体としてのパフォーマンスのほうが重要なはずです。

したがって、社員一人一人がどうのこうの言って給料を決めていたら、手間がかかるだけです。

会社にとって給料というのは、同業他社と比べて高くも低くもなく、社員を生かさず殺さずくらいに設定するのが一番良いのです。

  

 

2つ目の理由としては、そもそも成果主義がサラリーマンのメリットと相反するからです。

サラリーマンのメリットとは、会社の業績に関係なく給料が安定していることです。

つまり社員は経営リスクを負っていないということです。

 

成果主義だと、自分が仕事で失敗したときには当然給料が下がるリスクがありますが、サラリーマンとして働いている人はそういう給与体系を望んでいるのか疑問です。

ほとんどの人は、給料が下がることのない「安定」を求めているのではないでしょうか。

給料が安いと不満を言っている人は、自分の上げた成果で給料が変動するのではなく、単に基本給を上げてほしいと思っている場合がほとんどでしょう。

 

ちなみに、会社が何の理由もなく基本給を上げることは通常あり得ません。

意味もなくコストを上げるのは、株主のお金を強奪するようなものだからです。

 

***

 

それでもやはり自分の能力に自信があって、成果に見合った報酬が欲しいのならぜひフリーランス化して、会社との「雇用契約」を「業務委託契約」に変更してください。

そうすれば成果に見合った報酬+節税効果でサラリーマンよりもはるかに優位に立てますから。